こんにちは、「ゆるりら」です。

先日、山下達郎さんのラジオの「夫婦放談」で、竹内まりやさんの新しいアルバムに映画「最高の人生の見つけ方」の主題歌が収録されていることを知りました。吉永小百合さんと天海祐希さんの共演作で、封切の頃は「余命わずかの二人が…」というストーリーに躊躇していましたが、主題歌の明るさに心惹かれ、観てみることにしました。

実はこの映画、2008年の洋画「最高の人生の見つけ方」(ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン共演)が原案だそうです。原作は観たことがあり、温かくも人生を考えさせられる映画でした。ハチャメチャで笑えるシーンもあり、名優たちの味わい深い演技に心が温まりました。

日本版では、吉永小百合さんがまじめな主婦を、天海祐希さんが富豪を演じており、日本の家庭の様子が見事に描かれています。ただ、映画には「こんな主婦は普通いないよ!」と思わず突っ込んでしまったシーンもありました。それはライブに飛び入り参加して楽しそうに舞台で踊るシーン。ライトを浴びた笑顔が美しすぎて、一般の主婦というよりも「大女優のオーラ」が全開でした。ライトに照らされる吉永さんと天海さんの輝きが眩しくて、隣にいる若い歌手たちさえ霞むほど。ダンスの様子は主婦らしく演じていても、アップになるとその輝く笑顔の美しさに圧倒されました!

さらに京都での派手な着物姿も印象的でした。周りを若者たちに囲まれながらも、その着物を堂々と着こなす姿は、さすが大女優。派手な着物なのに嫌味がなく、可愛らしさが際立っていて、こういう美しい吉永小百合さんを見たいという、観客の心にぴったり寄り添っていました。

また、前川清さんがご主人役で登場し、とても上手いんです!昔からクイズ番組などで見ていた面白くて憎めないおじさん、そのままの雰囲気で、最後にはちょっとだけマイクを持って(わざと下手に!)歌うシーンもあり、思わずくすっと笑ってしまいました。さらに天海祐希さんの若い夫役、賀来賢人さんもチャーミングで、クールな悪役っぽさがとても良かったです。天海祐希さんのゴージャスさ背の高さを考えると、彼ぐらいスタイリッシュでないと、とてもこの役はこなせません。

病気がテーマの映画は、つい感情移入して辛くなるので普段は避けがちでしたが、竹内まりやさんの「私たち楽しむわ!」と明るく歌い上げる主題歌に後押しされ、今回観ることができました。観終わった後は、爽やかな気持ちが残りました。きっとテレビでも観た方が多いかと思います。

私は、病気がわかったらすぐに家族に伝えるだろうと思いました。今年の誕生日、集まってくれた子供たちに「もしもの時」の手紙を書いて渡しました。私自身、親を亡くしたときに手続きは一通り経験したので、子供たちにも大切なことは伝えておこうと思いました。会社を経営しているわけではありませんが、映画の中で天海祐希さんが演じたマ子さんのように、サバサバと身辺整理する姿が今の私には共感できました。

いつか行ってみたい場所も、映画に登場する「エジプトのピラミッド」がまず浮かびました。私も一度は行ってみたい場所です。命があるうちに行きたいところへは行く!これが私の「最高の人生の見つけ方」かもしれません。待っててね、ピラミッド!そしてエンパイア・ステート・ビルも!

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