こんにちは、「ゆるりら」です。このブログは、広告等掲載しておりません。
ショーン・スティーブンソン著「SLEEP(最高の脳と体をつくる睡眠の技術)」を読みました。この本は樺沢紫苑先生の「読書脳」に紹介されていた本です。
実は「ゆるりら」は、4月から本格的に睡眠について考え、もっと眠らなくてはと決意しました。これまで毎日睡眠不足と戦ってきましたが、このままでは体がもたないと感じ、たくさん眠ろうと努力してきました。しかし、実際には4時間、5時間しか眠ることができません。最初は夜中の2時ごろに目が覚めて「あ、朝だ!」と思うのですが、まだ2時だとわかると「まだ眠れる!」とうれしくなりました。しかし、毎日毎日、2時や4時に目が覚めるため、若い頃のようにもっと長く眠ることができないのかと、がっかりしてきました。そんな中、この本を紹介されたので、改めて「本を読んで、第一人者からしっかりと学ぶ」気持ちで、読むことにしました。
この本は多くの読者に支持されており「本要約チャンネル」などにも何本も動画が上がっています。ですので、少し本文の要約も記載させていただきます。少しでも気になった項目がございましたら、詳しくは本を購入して読んでいただけると嬉しいです。
- 睡眠は人生のすべてを左右する
- 睡眠ホルモンを自らつくりだす
- 電子機器の使い方を見直す
- カフェインの門限は午後2時
- 体深部の温度を上げる
- 午後10時~午前2時のあいだに眠る
- 腸内環境を整える
- あらゆる光を遮断する
- 熟睡したいなら運動するしかない
- 寝室にスマホを持ち込まない
- 余分な脂肪は落とす
- 睡眠のためのマインドフルネス入門
- サプリは本当に必要か
- 身体を自然にふれさせる ・・・そのほかたくさんの良い方法がいっぱい。
作者のショーン・スティーブンソンさんは、大学生の時に退行性骨疾患および退行性椎間板変性症だと診断され、治療のしようがないと医師から告げられました。立ち上がるだけで背中や足に痛みが走る体と一生付き合っていくしかないと。その後も希望を与えてくれる医師を探し求めましたが、どの医師からも投薬とベッドでの休息という同じ意見しか返ってこなかったそうです。作者はアドバイスに従って、大学の授業もあまり出ず、ただ食べてゲームをするだけの生活を送り、結果的に体重が20キロ以上も増えたのだそうです。
しかし、彼は気が付いたのです。自分に何ができるかを最終的に決められるのは自分自身だと。そして、ここが素晴らしいのですが、彼は「健康になる」と決意しました。食生活を見直し、運動する習慣を取り入れ、早寝早起きが習慣になり、健康を取り戻し、治療のしようがないと診断された病気まで9カ月で克服したというのです。
私が注目したのは、この前書きにある数行の記載でした。一冊の本の中には睡眠に必要なアイデアやホルモンについて詳しく書かれ、どれも研究に基づいた大切な知見でした。しかし、もっと着目すべきは「健康になる」と決意したことで、大学生の青年が医者から見放された不治の病を自力で克服し、その彼は将来、海外にまで翻訳されるベストセラーの健康本を書くまでに立派になったことです。これこそ、私が前に読んだ「中村天風の教え」にある、心が現実を創る、ということではないでしょうか。
また、瞑想を取り入れる点や、呼吸をコントロールしてストレスに対処する方法などは「ゆるりら」も瞑想や呼吸法に興味があり、睡眠にも良いとなると非常に興味深いです。「マグネシウムは不足しがちだが、サプリでとると腸の調子を悪くする。睡眠には腸が大切なので、得策ではない。だから肌に塗布するマグネシウムがある。」という事なので、購入してみたくなりました。呼吸法は他の本で読んだ方法と少し違いがありました。まず、吸うから始める方法と、吐くから始める方法です。呼吸は、吸ってばかりの人も、吐いてばかりの人もいないので、どちらが先が正しいかなんてどうでもいいことのように思われるかもしれませんが、これも自分で経験しながら学んでいきたいと思います。まだまだ徹底的に睡眠を探ってみたくなりました。