こんにちは「ゆるりら」です。
ピースボートはアラスカのフィヨルドを航海中です。ここは狭い海域なので、パイロットが乗り込み、航路を指示してくれるそうです。
昨日、日本人でアラスカの旅行会社でガイドをされている方の話を聞きました。有名な方で、日本のテレビにも出演されたり、本も執筆されているそうです。7月24日は、ピースボートの公開の中でも一番の見どころだから、是非一日中海を見ていてくださいとのことで、私も寒い中朝からずっと外に出て海を見ています。午後になって、ちょっとだけ鯨の背中と潮吹きが見えました。ラッコを見た方もいたそうです。
また、昨日23日は、ピースボートの水先案内人の方の講座がありました。「お金」そして「場所・組織・労働・時間」から自由になる生き方〜最も合理的な幸福戦略「ミニマルライフ」とは という題名でした。もはや機能していない古い常識という思い込みから自由になるために、頭で考えず心で感じよう、という内容でした。日本は世界で一番便利な国。日本最大の社会課題は、他人軸という常識に縛られ、どうでもいいものを買うため、どうでもいいことを得るため、「時間・労力・お金=命」を無駄にしすぎ。という意見でした。この方は華やかな業界で、大成功を収めてきました。でも、尊敬する上司が働きすぎで鬱になって自殺したり、過労で朝目覚めなかった人もいたりと、華やかさと高収入の裏に命を縮める恐ろしさも見てきたそうです。それで、身の丈を越えすぎないよう手放し、お金持ちではなく「時間持ち」を目指してきたそうです。盛りだくさんの熱い語りに自分のこの先の人生を考えさせられました。
航海中にはたくさんの人が作品を残しました。画家の先生の作品展や、水彩画教室の生徒の作品など、素晴らしい作品が展示されています。集大成の時期になりました。また、ダンスの発表会もありました。みなさん素晴らしい演技。80歳を超えておられるという方も、背筋が伸びリズムに乗って、流れるように女性をエスコートしている姿は、かっこ良かったです。107日の楽しい旅も、もうすぐ終わりが見えてきました。
【大相撲】航海中も夜中に起きてNHKワールドプレミアムの大相撲中継を視聴しています。夜中に大声での応援は差し控えたいのに、叫び声が出てしまうような取り組みばかりです。私の応援する大の里関は、大きな体格なのに俊敏でしなやかなのでしょう。大相撲というより、アメリカンフットボールが似合うような人です。思い出すのは、大関になった時にたくさんの力士がぎゅうぎゅうに歩いている所を、何かの用事で先に行かなければならなかったのでしょう、混雑した改札で急ぐ人のように、大男の間をするするとかき分けて走っていく姿です。若者らしい、軽やかな動きでした。引くなとか、「引く病」とまで言われた、立ち会いでひょいと引いてしまうところも、身のこなしが軽すぎるからのように思います。大相撲の世界ですし、神事でもある横綱の立場ですので、今後も勝ちを期待されます。どうか、頑張ってほしいと洋上から願っています。

