7月27日】大相撲が終わりました。優勝した琴勝峰関、おめでとうございます。応援している大の里関は弱さも見せていました。研究されているのでしょう。昔と違って今の相撲の関係者はタブレットを持って、各関取の取り組みを詳しく分析しています。データ相撲です。さらには番付は違えど皆同じぐらいの若さで伸びていて、皆「1日一番、自分の相撲を取る」と、相手ではなく自分に集中することを心がけています。その潔さ、真摯に自分自身と相撲に向き合っている姿、また、琴勝峰関がちらりとみせた普通の若いお父さんの姿、とても素敵に感じました。群雄割拠の時代、どの人も自分を一生懸命出して、データを元に研究し、頭を使って相撲をしています。大切にされ愛されて育った若い世代です。Z世代の新たな大相撲が始まっているのだと思います。
今日は、このツアーの大きな見どころ、アラスカ氷河の遊覧でした。快晴の中、壮大な絶景に圧倒され、朝からずっと外にいました。昼からカレッジフィヨルドに入るという事でしたが、午前中から美しい景観で、知り合いのお子さんの劇以外には、行こうと思った企画も飛ばして外にいました。7階のデッキにいたり、寒くて中に入ったり、また出たり。昼からは氷河に加えて、野生動物も見逃せないというのです。双眼鏡や、ずっと出番のなかった一眼レフカメラまで抱えて、大荷物であちこち移動していました。今日も優しい奥さんと出会えたのでその方と一緒に「ラッコ」を探していました。
とうとう、ラッコをしっかり見つけました。午後3時半ごろだったでしょうか。7階デッキで見ていたら、ラッコが数匹浮いていました。これはスマホの動画でしっかり撮影できました。もちろん嬉しいのですけれど、それでも、この雄大な自然の中にいると、立派な船で訪れてラッコやアザラシを見つけてみんなで大騒ぎをする、ということがなんだかそぐわない気がしたのです。もちろん嬉しいし、大喜びなのだけど、「ラッコだ!」と、大勢の人がドヤドヤと集まる、そういう姿と静謐な大自然とが、どうもミスマッチな気がしたのです。もちろん、私だってラッコを見つけて大喜びなのですけれど。それぐらい晴天の氷河は、壮大な景観でした。実はあまり興味のなかったところでしたが、胸を打たれました。まだ、心の芯が震えているような感じです。アラスカガイドさんが「大好きなアラスカを紹介したい」と言っていた意味がわかりました。冒険好きでなくても、感動しました。今日の日の入りは22時34分、人の少ない、部屋から程近い素敵なスポットで落日を心ゆくまで堪能しました。冒険者の心を掴んで離さなかった、アラスカの迫力ある魅力に圧倒された1日でした。

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