今日は、カイロ観光で、「ムハンマド・アリ・モスク」とエジプト考古学博物館に行きました。エジプトは、エジプト文化だけでなく、その後の文化も素晴らしいということを、改めて感じました。美しいモスクで、こんな大きなモスクは初めて入りました。イスラム教に敬意を表して、髪をスカーフで覆っていきました。他の方もそうしている人が多かったです。
エジプト考古学博物館は、1日目に自由行動で行ったところでした。その時は私が少し辛そうなのをみて皆さんが「早く帰ろう」と2階に行かずホテルに戻ったのですが、実際は2階に最も貴重な宝が収蔵されていました。今回はツアーガイドさんが、丁寧に説明してくれました。置いてあるものは、すべて発掘された本物だそうです。そして、2階にはツタンカーメンの金のマスクと、本物のミイラが2体収蔵されていました。
ツタンカーメンのマスクは撮影禁止でしたが、この目でしっかりと見ました。このマスクは日本にも何度も公開されており、高齢の方の中には日本の美術館で何度も見たと言う方もありましたが、このエジプトで見ることにも価値があると感じました。若くして亡くなった美しい王の表情を、なんとか自分の目の中に焼き付けようと必死で見ました。室内は保護のためか窓を閉めて照明で展示してありましたが、ちょうど私が見ている間に博物館の職員が撮影のために窓を開けて、陽の光を入れたところでした。太陽光に照らされたツタンカーメンのマスクを実際にこの目で見ることができ、神秘的な表情に力を感じました。
ミイラの撮影は、少し憚られましたので遠慮しました。携帯が呪われるのが怖いので、ミイラの写真のポスターだけ撮影しました。本当のミイラを見ましたが、何千年も前だと言うのに髪まで残っており、当時の遺体保存の技術や化学、医学がいかに優れていたかを物語っています。
今日も、綺麗な夕日が沈むのを見ることのできる席で、夕食をいただきました。エジプト文明の高い水準を改めて感じて、この目で見ることができた、そのことにも感謝しています。

