こんにちは「ゆるりら」です。
【7月10日】コスタリカのプンタレナス港に入港し、今日のツアーは「サンホセ」にあるショッピングセンターまでの送迎バスでした。コスタリカは1949年に制定された憲法で軍隊を持たない国として、民主的な選挙で政権の交代が行われています。近隣諸国でしばしば発生する軍事クーデターは経験していません。首都サンホセの郊外には国連平和大学が置かれています。日本でコスタリカ方式といえば、同じ政党の地盤がかぶる二人の候補者が、衆議院選のたびに小選挙区と比例代表を交代に出馬する候補者調整の手法です。コスタリカでは、政治の腐敗を防ぐ目的で、大統領や国会議員の連続再選が禁止されているため「交代に立候補する」ことがありますが、日本の「コスタリカ方式」とは目的も運用方法も異なります。コスタリカの海岸はウミガメの世界的な生息地です。映画「ジュラシック・パーク」の舞台にもなりました。
そんなコスタリカですが、首都のサンホセは、港から遠く少し山に入ったところにありました。ショッピングセンターは広く、立派で、綺麗でした。ハイブランドの店もあり、イオンに入っているような庶民的な店もありました。日本の「ニッサン」が、大きな面積の店舗を内部に構えていました。昔と違って日本のメーカーの家電などの店が少なくなっているように思います。しかし、やはり話に聞いていた通り建物などからは貧富の差を感じました。ガード下には、乳飲児や3歳ぐらいの子供を抱えたお母さんが、夜で雨が降っているのにうずくまっていました。他の国からアメリカ方面に行こうとしている家族かもしれません。
面白い人がいました。今まで知らなかった女性ですが、今日ここにいるのはピースボートの日本人だろうというお互いの認識でした。私が安価な洋服の店で、さらにプライスダウンになっているブラウスを持ってレジに並んでいると、その人も私と同じ服を持って来ました。別にお揃いになることは気にしなかったのですが、その人の値札と私の値札が違います。私の方が安い金額がついています。その人は「あなたが、この服を2枚買ってちょうだい。私が後から、その金額を払うから。」と、私に服を押し付けてきます。ちょっと待って。ここはスペイン語圏で英語が通じません。「もし、高い方の値札に揃うと嫌だから、それはできません。私が買ってから、その値段を見せるのであなたはあなたで買ってください。」と言うと、「やっぱりいらないわ。」と、離れて行きました。見た目は穏やかで優しそうな方でしたが、びっくりしました。ピースボートの人とはいえ見ず知らずの人のこんな無茶振りには、キッパリと断る勇気も必要と感じました。

