こんにちは、「ゆるりら」です。(このブログは広告を掲載しておりません。)

日曜ドラマ「アンチ・ヒーロー」が、段々と佳境に入ってきました。ご覧になっていない方のために、ここまでの放送内容を簡単にご説明します。ある影のある雰囲気の弁護士がいて、その弁護士事務所に若い弁護士が入ってきます。ある裁判で、殺人を犯したと思われる人の弁護を行い、検察が証拠を捏造したことを暴き、有能な検事を失脚させますが、実はその男は犯人でした。犯人を無罪にしたことで、新人弁護士はボスであるアンチヒーロー弁護士に疑惑を募らせますが、彼は何かの事件を追っているらしい。そして、その事件というのが、彼がまだ弁護士事務所を開く前、検事だった頃に無理に自白を引き出して有罪に持ち込んでしまった事件であり、数々の裁判は彼の贖罪の一端だったという話です。

ネットフリックスでやっと追いつきました。どうしても謎多き「アンチヒーロー」の長谷川さんより、一生懸命さが光る北村匠海さんの心情に共感してしまいます。北村匠海さんの演技が素晴らしく、彼の一挙手一投足に惹かれます。そのため、物語も彼の心情をなぞる形で進んでいきます。

このドラマを見ていると、苦しくなってきます。過去の事件の証拠探しというのは、家の中で物を探すのとは訳が違います。しかし、有力な物証がないと再審裁判は翻らないということがよくわかり、そこまでして過去を追わなくてはならないのかと辛くなります。それでも俳優陣、特に悪役である女性裁判官の役を演じる神野美鈴さん、一癖も二癖もある役どころがうまい!それと、良い役者である木村佳乃さん、悪役側についていますが、最後のどんでん返しはこの方が重要な役どころではないかと思っています。名前に「緑」が付いており、他の役名も色のついた名前がキーマンなので、きっと最後の方に何かが起きると思います。

さて、神野さんが演じる裁判官は、温情も厳しさもあるのに実は腹黒でしたが、あなたの心の中にも「悪徳裁判官」はいないでしょうか。これは、斎藤一人さんがあるお話の中でおっしゃっていた言葉です。あなたの心の中に悪徳裁判官がいて、前の罪で何回も何回も捕まってしまう、と言うのです。例えば、小さい時にテストで悪い点を取って、親に嫌な顔をされて辛い思いをした経験があり、それを1回目の罪とします。年を取ってからも何度も何度も思い出して、嫌な思いをする。あなたは子供の時に1回嫌な思いをしたのだから、それで罪は償っているのに、あなたの中の悪徳裁判官が出てきて同じ罪で何度も何度も嫌な思いをする。その原因は「劣等感」だというのです。その「悪徳裁判官」は、自分にも何度も罪を着せるけれど、他人を見るときにも序列をつけたり、あの家の〇〇は何とかの罪で捕まった、などと陰口を言ったりする。本当なら、悪いことをするような家で育ったのに弟や妹は真面目だったら称賛されるべきなのに、陰口を言うなんて、「悪徳裁判官」が序列をつけて不当な判決を出しているせいだ、と。

斎藤一人さんは、例えば家が貧しかったり、親に虐待されたり、親にがっかりした顔をされた、そのこと自体はあなたのせいじゃない。第1回目の罪も、無実の罪なんです。劣等感を持つよりも、ただそのことで経験を積んだだけ。小さい時に1回の失敗で叱った親が未熟なだけ。それを思い出すたびに、「私ってこういう人間だ」「私って駄目なんだ」と何度も何度も判決を下す、あなたの心の中の悪徳裁判官からお別れしてください、と。

どうか、「ゆるりら」サロンで、ゆっくりのんびりしながらこんなお話も聞けるといいと思います。今回は、アンチヒーローの裁判のお話から、心の中にいる悪徳裁判官を、勇気をもって追い出してください、というお話をお伝えしました。あなたは無実です。子供の時の辛かった事、嫌な思い出、それはただの経験で、ちっとも罪じゃなかった。

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