こんにちは「ゆるりら」です。
3月に退職し、4月から8月の世界一周の旅に出ています。ピースボートには、他の客船にはない自主企画という、乗っている人が催す人となれるコーナーがあります。もちろん厳しい審査があります。私は、「ヒーリング講座 肩こりひざの痛み等ある方女性向け」という講座を開きました。
講座開始時間が近づくと、少しずつ女性が集まり始めました。前にお食事をご一緒した方も応援に来てくださいました。4~5人ほど集まったので、椅子を少し集めてお話しを始めようとしたのですが、段々と人が増えてきました。用意したプリントは20枚ほどだったのですが、すぐに足りなくなってしまいました。「プリントはゴミになるので回収しますね。」と配りましたが、それでも足りず、数人で一緒に見ていただくことになりました。最終的には60~80人ぐらい集まったでしょうか。用意した内容をご説明し、部屋番号を書いた名刺を配りましたが、名刺も足りなくなってしまいました。念のため、箱ごと持ってきた名刺も出して、なんとか対応しました。
当初は、私がその場で何か「ヒーリング」を教える講座だと勘違いして来られた方もいらっしゃいました。船内新聞に載せられる字数が決まっているため、趣旨を説明しきれなかったのです。しかし、「今後1対1で施術させていただきます。」とお話しすると、皆さんが我先にと予約を取ろうと集まってこられました。何のスケジュール帳も持ってきていないため、「今日からでも可能です。」と伝えると、早速今日、数名の方が予約を入れてくださいました。
あまりの人だかりに、以前食事をご一緒したスペイン語の先生が、「ゆるりらさん、あなた、自分の時間も大切なのだから、こんなにたくさんの人に大丈夫なの!自分の体や楽しみも大事になさいね!」と、心配そうに声をかけてくださいました。私はそのマダムに感謝の気持ちでいっぱいになり、思わず抱きついてしまいました。講座後は、事前に予約をされていた方々にマッサージをさせていただきました。マッサージ中にご主人のお話などを伺うと、その方の人生に対する真摯な生き様が伝わってきました。喜んでいただけて嬉しかったです。
予約時間を書いた紙には部屋番号はわかるのですが、「フロア」がわからない方がいらっしゃいました。教えてもらおうとレセプションに行きましたが、「個人情報なのでお手紙を書いていただいたら届けます。」とのことでした。予約時間が迫っていたので、「まあ、8階~11階のどこかだろう」と、その番号の部屋を探しに行きました。私の手紙が入っている部屋は発見できたのですが、留守でした。電話をかけても出られなかったので、残念ですが、次回に改めて伺うことにしました。携帯電話のない時代のデートのような、少し懐かしい感覚でした。
その時間が空いたので、以前から欲しかった「ピザ」を買ってみました。これももちろん無料です。屋外で食べようと思い、プールのあるデッキにパソコンを持って出ましたが、今日は雨模様でした。結局、自分の部屋で過ごすことにしました。私は人付き合いが好きなのですが、昔から多くの人と集まって話すことに慣れていません。神経過敏なのかもしれません。強いエネルギーを持つ人に逆らわないように、ビクビクして様子を伺い、疲れてしまうのです。だからこそ、レイキヒーリングを学び、自己を強化しようと決意した面もあります。部屋でのんびり過ごす時間があり、幸せです。
昼からは、3人の方のお部屋に1時間ずつ伺い、施術をさせていただきました。皆さん、とても気持ちが良くなったとおっしゃっていました。中には、「すごくあたたかいです。これをやっているから、ピースボートの乗船代はタダなのでしょう?」とおっしゃる方もいらっしゃいました。いやいや、自主企画はボランティアです。皆さんと同じ客として料金を払いましたし、スタッフではなく、お金ももらっていません。しかし、私のヒーリングを受けた方が「このレベルは有償もの」と感じてくれたのなら、企画としては成功かもしれません。他の自主企画をやる皆さんも、材料なども自前で揃え、自分の趣味を愛して広げることを楽しみに開催しています。

