こんにちは「ゆるりら」です。

ボートのツアーで、カナダのバンクーバーから州都ビクトリアに行きました。この時のツアーガイドさんがカナダ在住の日本人で、生活のことなど詳しく教えてもらいました。カナダでは地価がものすごく高くて、ほんの小さな古い家でも3億ぐらいするそうです。それはオリンピックの少し前に投機目的で家を買う人が増えて、値上がりしたそうです。ですので、住んでいる人はお金持ちが多く、車もとても良い車が走っているそうです。フェラーリやランボルギーニなど、若者が乗って事故をしていることもあるそうです。

また、新渡戸稲造さんが、療養先であるカナダで亡くなったことで、盛岡市と姉妹都市提携をしていることも伺いました。新渡戸稲造さんは白人女性と結婚してクリスチャンになり、女子教育の推進や、戦争反対の意見を持っていたそうです。この機会に新渡戸稲造さんの伝記も読んでみたいと思いました。その話の中で、日本人女性はとてもモテる、日本人男性はあまりモテない、という話になりました。日本の少子化も若い日本人女性が海外の有能な方に連れていかれちゃう事も起因しているかも、なんて思ってしまいました。この航海中もたくさんの「娘が国際結婚して海外にいる。」という方に出会いました。子供の頃のご様子を伺うと「活発で、何でも自分でやろうとする子供だった。」と、おっしゃっていました。たくさんの優秀で自立心もある(きっと美しい)日本女性が、海外で活躍されているのでしょう。

ビクトリアの花の公園は、それぞれテーマを決めてお庭が作られています。その庭は昔セメントを作っていた会社が、箱で売っていたセメントを袋で売ることを考案し、爆発的にヒットしたのだそうです。当時すでに大財閥だった社長が、隠居しようとビクトリアに来たところ、そこにも石灰岩があってビクトリアでもセメントを売り始めました。その時、緑の地に大きな穴ができたことを憂いた奥さんが、小さな花を一本植えたことから始まった庭園だそうです。中でも日本庭園が見もので、本当に日本が懐かしくなりました。光も影も、佇まいが全て日本だったのです。写真に撮ったのですが、撮りきれません。それほど辺り一体が日本で、獅子脅しの音も、水も木も外国人の造ったなんちゃって日本ではないのです。ガイドさんの解説では、日本庭園が最も手間がかかったそうで、当時有名な日本の庭師を呼んで造らせたそうです。どうりで、隅々まで日本でした。特に「コケ」が気候的に難しく、さらにはアルバイトの学生がカビと間違えて取り去ってしまったという事もあったそうです。日本庭園だけでなく、その他の庭も本当に素敵で、手入れが行き届いており、癒されました。日本をこんなに愛してくれて、お金もかけてくれたカナダの方に、驚きと感謝ですし、誇らしく感じました。

ビクトリアの街には、有名な建築家が手がけた州議事堂とホテルがありました。その建築家はすでに25歳で建築が認められるほどの才能で、財も成しました。しかし、最期は妻と自分の運転手が不倫をして、二人に殺されてしまったそうです。映画のような話です。
街には素敵なお土産物屋さんがたくさんあり、その一つから日本語が聞こえます。店員さんの一人は留学中の大学生さんで、おすすめのメープルシロップを教えてもらいました。その向かいにあるチョコレート屋さんも有名店らしく、そのお店にも美しい日本人女性がいました。私の下手な英語に英語で答えてくれたので中華系の方かと思いましたら、会計を終えると日本語で話しかけてくれました。結婚してビクトリアに住んでいるそうです。ここにも若く美しい女性が海外に出ている例を見ました。バンクーバーからビクトリアまでは、バスとフェリーを乗り継いで、片道3時間ほどかかりましたが、ビクトリアはその公園だけでなく町中に美しい花が溢れていました。お花の好きな方は訪れてみてください。

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