こんにちは「ゆるりら」です。

ベルゲンの街のショートツアーに行きました。英語のガイドさんのツアーです。作曲家グリーグの家は、イメージとして神戸や横浜の異人館のような家でした。そこに入るために「1回20人」という縛りがあり、雨の中相当な時間外で待たされました。寒さもありました。外には石楠花に似た花が咲いており、白樺の木や下草の植生なども日本の山によく似ていました。やっと入れたグリーグの家の中には想像通りピアノがあり、若くハンサムなガイドさんが英語で丁寧に説明してくれました。

グループが分断され後ろの我々はさらに待たされ、小さいお子様連れの方は自力でお手洗いを探して集合時間より遅くなりました。その後港近くの街になりました。この時点で「自分でピースボートに戻る」ことを決めて離れた方が数人いました。私も離脱したくなりましたが、しばらくついていきました。そしてお昼も過ぎ13時にここに集合、という案内が出た時に離脱を決め、ガイドさんに話して名前を書きました。

その後、そこで自分でサーモンサンドとビールを頼んで、昼食にしました。雨に濡れてとても疲れていたので、やっと雨が凌げて食事を食べられてホッとしました。299クローネと言われ、ビールを受け取ることに集中してレシートをもらい忘れたのです。デビッドカードは使えず、普通のカードを使いました。後から「デビッドカードが使えなかったお知らせ」がメールで来ていました。そこにはびっくりする金額の明細がありました。物価が高いとは聞いていたのですが、299クローネは5,000円以下のはずなのに、27,000円もの金額で払えなかったと書いてあったのです。ゾッとしました。その日の船の夕食の時、物価が高かったよ、ご主人との昼食が15,000円だったと言う方に会いましたが、食事の内容は私の2倍ほどです。私がその時使ったカードは、使用明細のメールが来るタイプではなくレシートもないため、確認できません。綺麗な売り子さんで、その女性に気を取られていたのは確かです。カード使用の時は、これからきちんとレシートを受け取る習慣をつけていきたいです。

ここに来て、植物や、山、雨、地下埋設ではない電線や電柱を久しぶりに見て、すごく日本が恋しくなりました。

翌日(18日)は、ソグネフィヨルドを通過する、ということで、今回も朝3時に起きて防寒をして、外に出ました。やはり明るい3時でした。朝方までずっと外にいて、フィヨルドの様子を見ていました。山の上には雪が残っているところ、白い滝、小さな村などを見る音ができました。18日の昼過ぎまで、全く同じような景色が続いていました。

朝早かったので寝ていると電話がかかってきて、以前お話しした女性から、お話ししたいとのこと。その方はご主人と来ていましたが、その方自身は3月まで会社を経営されていて、店をたたんで来られたそうです。和紙や布で美しいお花の「額」を作り、それが賞に入ったり、各オリンピックの時の選手村に採用されたり、時には皇室の方が使われたりと、素晴らしい功績だったそうで、その話を14階のビュッフェで2時間ぐらい聞いていました。年齢は80歳を超えておられますが、全くそんなふうには見えません。数々の作品の写真を見せてもらいました。凛とした品のある、美しい作品ばかりでした。その方は「船の旅は今半分ぐらいになったが、毎日が長く、作品作りができないことでとても寂しい」とおっしゃっていました。そして「なんの仕事をしてきたか」と、聞かれたことは私が初めてだった、嬉しかったとお話しされました。「皆さん、どこそこへ行った、ボートは何回目、という話はするけれど」と。

午後は、ジムに行って1時間ほど歩いてきました。今、日本は大変な暑さだそうです。旅が半分になり、行きたかった国やオーバーランドツアーが終わって、家族に会いたいし、苦手だった料理さえも、自分の料理が食べたいような気持ちになっています。大谷選手が久しぶりに投げた話も聞きました。お相撲は7月ですのでまだまだです。船ではダンスもやりかけていましたが、ツアーが続いてお休みしていたので行く元気になれません。今日はKindleの本を読んだり、ネットフィリックスのドラマをイッキ見していました。これからも寄港地がない日は、必死で手にした自由と家が恋しい気持ちのどちらも大切に、過ごしていきます。

寄港地ツアーや、自由行動について
さて、これからこの旅行を考えておられる方や準備中の方は、YouTubeをよくご覧になると思います。中には「寄港地に出るときに、船の中のパンやおにぎり、フルーツを持って出るためのタッパーが必要」という情報がありましたが、現在は「現地検疫所の指示により、食品類を船外に持ち出すことは禁止されています。法律により罰則が課される場合もございます。」とのことです。

船内の備品について
部屋には「電気ポット」が常備されています。これは持ち出さないように、と、サービスダイレクトリーに記載があります。しかし、水を汲みに行くときに、持ち出している人を見かけます。この間も「ポットを持ち出したら、叱られたのよ。」と、不機嫌な方がいました。1〜2リットルくらいの冷蔵庫に入れるような簡易な水差しを持ってくると便利です。

初対面なのに不満から口にする人
これは船の中だけのことかもしれませんが、初対面なのにいきなり不満から口にする人がいます。洗濯をしにランドリーに行くと、「このカゴについていた紐が短くなって、下に下ろせないの!」と、言われました。明るく優しそうな人なのに、挨拶もなくいきなり不満から?洗濯物を取りに行くとまた違う方が初対面なのに「このカゴについていた紐が・・・」カゴを持ち出す人がいるから、丈夫な紐で繋いだのでしょう。紐で丈夫に繋いだ職員も、理由があってのことだと思います。
寄港地の夜の食事の時など、今日のツアーについていきなりダメ出しする人が。また、前回乗っていたいた人で、前回と比べての不満を口にする人がいます。でも、嫌味で意地悪な感じではない、明るく優しそうな人たちばかりです。これは初対面の人との話のきっかけとして、気づいた差異を伝えるだけの、挨拶のような「話の前菜」なのだと気づきました。だから悪意はなく雰囲気は明るいのです。しかし、内容が暗い。自分も「船あるある」にならないよう気をつけて言葉を発したいです。

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