こんにちは、「ゆるりら」です。

今年も九州場所が始まりましたね。九州場所の全15日間が「満員御礼」だそうで、年間90日間のチケットが完売となるのは、なんと1996年以来28年ぶりだとか。個人的には、大の里ブームが人気の一因になっているようにも感じます。

大の里関についてですが、事前の情報では感染症にかかってしまい、少し稽古ができなかったと聞きました。久しぶりに姿を見たときには、少し痩せたようにも見えましたが、花道で両腕を上げて体をほぐしている姿に、少し安心しました。腕を上げた際に筋肉がぐっと盛り上がる様子には、肩だけでなく心もほぐれているように感じられました。

場所前の稽古では、親方に土俵に転がされ、土まみれになった大の里関の姿も見ました。若い親方が自ら体を使って弟子を鍛える姿は、見ごたえがありましたね。私から見れば、親方も大の里関もまだ若く、どこか息子のような存在です。「大関になったとはいえ、まだ夢の入り口に立ったばかり」そんな二人の気迫を感じました。インタビューでは「今まで通り」と強調していて、優しい笑顔が爽やかでした。

今日の対戦相手は、なんと「平戸海関」!私にとっては、応援している二人の対戦です。平戸海関も、先場所より体が充実しているように見えましたが、それでもやはり大の里関を応援してしまいます。大の里関のためというより、自分自身の心の平穏のために祈らずにはいられませんでした。

いつもなら、大の里関は仕切り線ぎりぎりで手をついていたと思いますが、今日はなぜか30センチほど手前で構えていました。相手の背が低いので、飛び込んでこられないようにリーチを生かそうとする作戦だったのかもしれません。しかし、今日は飛び込まれ、なすすべなく後ろに押されてしまいました。平戸海関の作戦がうまくいったのでしょう。

今日の相撲は思いもかけない結末でした。大の里関は押し込まれましたが、下がり際に左腕で跳ね飛ばし、突き落としで勝利をつかみました。そういえば、先場所も初日は危ない相撲でしたね。熱海富士にやられかけて、ギリギリで勝利したことを思い出します。

明日からも熱戦が続きますが、今日敗れた平戸海関にも明日からはぜひ連勝してほしいですし、大関の大の里関にはさらにガンガン勝ち続けてほしいです。

勝負が終わったあと、審判の稀勢の里親方の隣に座った大の里関。今日の勝負について、二人で心の中で何かを語り合っていたのでしょうか。二人の夢への道はまだ始まったばかり。一歩ずつ、一勝ずつ、怪我なく、着実に歩みを進めてほしいと願っています。

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