こんにちは、「ゆるりら」です。
本日は、朝から大ニュースがありました。大谷翔平選手が、史上初の「50本塁打&50盗塁」を達成し、さらにその記録を「51-51」にまで伸ばしました。日本中のマスコミが、いつ50-50に到達するのかと騒ぎ立て、インタビューでも記録のことばかりが話題に上がっていました。しかし、本人は常に勝利だけを見据えていて、その騒ぎにはさぞうんざりしていたことでしょう。そんな中、彼はみんなの期待を超え、50-50を達成しただけでなく、同じ日にさらに記録を更新するという快挙を成し遂げました。まるで世の中の常識を超えて、自由に空を飛んでいるかのような印象です。
今日の試合では、他にも数々の記録が更新されました。1試合で3本塁打、6安打、10打点という驚異的な成績を残し、さらに6打席すべてでヒットを打ちました。相手チームの監督にも感謝したいところです。申告敬遠の選択肢があったにもかかわらず、堂々と大谷選手と勝負してくれました。また、今日は大谷選手がアメリカに渡ってから夢見続けていたプレーオフ進出も決まりました。彼にとって、大きな夢を引き寄せた記念すべき日となったのです。
一方で、大の里関は昨日、12日目に若隆景関に敗れました。若隆景は大の里の左わきを見逃さず、何度も危機的状況に追い込まれましたが、最後の土俵際で見事に耐え、渾身の力で大の里を投げ飛ばしました。大の里も何度も攻めましたが、最後には腰が伸びてしまい、勝負を決められてしまいました。ひいきの大の里が負けたとはいえ、あまりの力闘に、男ひとりの力がこれほどまでに強く、心技体のすべてを発揮する姿に感動を覚えました。
昨日の相撲は、まさに日本の国技の潔さを感じるものでした。無差別級の戦いで、まわし一つを身にまとい、シンプルなルールで勝負が決まる相撲。世界には様々なスポーツがあり、自国が有利になるよう勝手にルールを変えてしまう競技もありますが、相撲はそうではありません。立ち合いだって、手をついて「気」が合ったら始まるという、シンプルですが英訳するのが難しい独特の決まりごとがあります。勝つことだけが目的なら、敵と「気」が合うなんて奇妙に聞こえますよね。
さて、本日、大の里関は琴櫻関との一番でした。大関との取組で、大の里は若干脇が甘かったようでした。押してはいましたが、土俵際でもつれ柔軟性のある琴櫻。琴桜の足が付くのが早く見え、大の里が勝ったように見えましたが、軍配は琴櫻に。しかし、物言いがつき、取り直しとなりました。
再び取り直しとなった取組では、大の里関が持ち前の馬力で勝利を掴み取りました。徹底した押し相撲で、あっという間に勝負を決め、琴櫻に取り直しを制する余力は残っていなかったようです。
今、NHKの再放送で大谷選手の活躍を見ています。結果を知っていても、そのプレーを見ると再び感動がこみ上げます。解説者やアナウンサーも言葉を失うほどの偉業で、「すごい」としか言いようがありませんと語っていました。
最後の打席で、相手投手は野手が起用されていて、大谷選手の登場に観客が湧いて投げづらそうな空気になっていたのを、彼がバッターボックスを外して観客を制するシーンがありました。まさに「気」が合ってから立ち合いをするという、紳士的な「和」の精神でした。日本の男の強さと素晴らしさを感じました。
大谷翔平選手、大の里関、どちらもおめでとうございます!大谷選手はプレーオフ進出を決め、大の里関は単独1敗。どちらも真の目標に向けて、あと少しです。ぜひとも怪我なく、最後まで笑顔でその瞬間を楽しんでください。