こんにちは、「ゆるりら」です。
大谷翔平選手が所属するドジャースが地区優勝を果たし、彼は渡米して7年目にして、ついに夢のシャンパンファイトを行うことができました。その喜びに満ちた表情は、まるで少年のよう。高校生の頃からこの瞬間を夢見て、数々の努力を重ねてきた彼を思うと、私たちファンも本当に幸せな気持ちになりました。
さて、今回はメジャーリーグのポストシーズン、つまりプレーオフについて、簡単にご説明します。アメリカの野球リーグは、日本のセ・リーグ、パ・リーグのように「アメリカンリーグ」と「ナショナルリーグ」の二つに分かれ、それぞれ15球団ずつ所属しています。また、それぞれのリーグは東部・中部・西部に分かれています。(※カナダにも1球団あります。)
アメリカのメジャーリーグでは、162試合という長いシーズンを終えた後、それぞれのリーグ(アメリカンリーグとナショナルリーグ)の上位チームが集まり、全米一を目指す戦いが始まります。
現在、大谷選手はナショナルリーグの西地区5球団の中で優勝を果たした段階です。プレーオフでは、各リーグの地区優勝チーム3つと、成績上位の3つのワイルドカードチームが進出します。ワイルドカードチーム同士と地区一位で勝率3位チームが最初に3試合の勝負を行い、2勝した方が地区優勝チームと対決する「ディビジョンシリーズ」に進みます。このシリーズは5試合中3勝したチームが次のステージに進みます。ドジャースは地区1位で勝率が高いため、シード権を獲得し、このディビジョンシリーズからプレーオフを開始します。ここで、ダルビッシュ選手の所属するパドレスとの対戦が期待されています。
次は「リーグチャンピオンシップシリーズ」です。7試合のうち4勝したチームがリーグのチャンピオンとなり、アメリカンリーグとナショナルリーグそれぞれの優勝チームが「ワールドシリーズ」で対戦します。このワールドシリーズを制したチームが、その年のメジャーリーグの頂点に立つのです。まさに一瞬も気を抜けない、夢のような舞台です。
「リーグチャンピオンシップシリーズ」は、ポストシーズンの中でも特に重要なステージで、各チームの集中力と緊張感が最高潮に達します。7試合中4勝したチームがリーグチャンピオンとなり、ワールドシリーズへ進出するのです。このシリーズは、時に4連勝であっさり決着することもあれば、7試合目までもつれ込む激戦となることもあり、ファンにとっては手に汗握る展開が続きます。
そして、最後はワールドシリーズ。これも7試合のうち4勝が必要です。この戦いを制したチームが、その年のメジャーリーグの頂点に立つのです。はるかな道のりです。大谷選手が地区優勝を果たした際に「ここで意識を切らさないように」と語っていたのは、シード権を得て試合間隔が空くため、その間も集中力を保ちたいという意味だったのです。
少し説明が長くなってしまいましたが、去年までは全く知らなかった私も、詳しく知りたくなりました。日本の一青年が、大きな夢を語り、全力でその夢を追い続ける姿に心を打たれたからこそ、私ももっと知りたいと思うようになったのです。あの無邪気な笑顔とともに。
昨年、ドジャースは同じくプレーオフに臨みましたが、主力のベッツ選手やフリーマン選手が振るわず、惜しくも敗退しました。それほど、プレーオフは一発勝負の厳しい世界です。今年は、大谷選手が1番打者として活躍しており、彼が塁に出れば、それだけでチームに大きな勢いをもたらします。彼の存在が他の選手の緊張をほぐし、本来の実力を発揮させてくれるでしょう。私も一試合でも長く、大谷選手の活躍が見られることを心から願っています。