こんにちは「ゆるりら」です。

親戚の法事があり、夫君とともに出かけました。旅行と重ならず、参加できて良かったです。私たちにとって大切な方々の法事でした。優しくしてくださったお義父様を思い出しました。夫君の家と我が家は、たまたま宗派が同じで、我が子の双子たちは近くのお寺でお経を習っていたものですから、家に戻られたご遺体に、ふたりで涙をこらえながら枕経をあげていました。いつも私たちを見守ってくださったお義父様。双子もとてもかわいがっていただきました。

あれから10年以上――。旅行の時に空港まで車で迎えに来てくださったお義父さん。我が家に来て、私の父と仲良くお酒を飲んでいたお義父さん。物知りで、どんなことにも怒ることなく、友達が多くて、仕事熱心なお義父さん。「ゆるりらさんは、いつもきれいだなあ」と、さらっとほめてくださったお義父さん。もうこんなに経つなんて、信じられません。

戦争のせいで父親を失い、苦労を強いられてきたお義父さんの人生。それをはねのけるように、人の何倍も働いて、自分の子供たちや孫たちを可愛がり、友達と楽しく遊んで、飲んで、生きてこられました。今、朝ドラを見ていても思うのですが、戦争のために心の中にトゲが刺さった人がたくさんいた時代だったと思います。それでも、一生懸命生きてきた。そんな人たちに支えられてきたのが、我々世代でもあります。

心からお祈りをしてきました。

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