こんにちは「ゆるりら」です。
今日は、義ノ富士関が横綱・大の里関を一気に押し出してしまいました。昨日、豊昇龍関に負けた時の、あの悔しそうな表情。その心のまま、今日は真正面からぶつかり、一気の相撲でした。
いつも大の里関は、相手より早く仕切りで手を着きます。もう一人の横綱はなかなか手を着かず、少し焦らす作戦なのではと思うほどですが、大の里関はほとんどの場合、相手より先に手を着きます。私はそれを「礼儀正しい」と感じていました。
ところが今日は相手の方が先に手を着いて待っている形になりました。大の里関はいつも仕切り線に割と近いところで手を着くのが、今日は相手に先に手を着かれた上に、だいぶん下がって手を着いていました。いつもなら自分が先に手を着いているので、相手が焦らそうと何をしようと、自分の呼吸で待っている時間があるのですけれど、今日は「待ったなし」と行司さんに言われたとたん相手が先に手を着いたので、私も「おや」っと感じたのです。「間合いがいつもと違う」相手に呼吸を飲まれていたように感じました。
もちろん大の里関は最初から下がって手を着く作戦だったのかもしれません。ですが、それが作戦なら裏目に出たようにも見えました。
草野改め義ノ富士関、金星おめでとうございます。大の里関より1歳年下で、髪型もどこか大の里関の駆け上がってきた頃を思わせます。体格もよく、負けん気も強そうで、今後この世界を盛り上げてくれる逸材が芽を吹いたように思います。昨日、豊昇龍関に土俵中央へ転がされ、背中に土をつけながら悔しそうに下がっていく姿に、新しいドラマを感じました。
大の里関を応援するあまり、他の力士のことも自然とわかるようになり、気がつけば皆をどんどん好きになっていきます。どの力士も「自分の個性」を厳しい稽古の中で磨き上げていく世界です。今どきの若者が、古風な裸姿で真正面から格闘する世界。体格に恵まれなくては務まりません。こんな立派な若者を産み育ててくださった親御さん方にも感謝したくなります。このスポーツに真剣に取り組む若者たちに、あらためて敬意を抱きます。
一日自由に暮らし、今までなら仕事から帰ってからしていた家事を日中に済ませられるようになりました。掃除もアイロンがけも日中にできるのです。仕事の性質上SNS禁止だったのが、こうして自由に書けるようになりました。今日もジムに行き、買い物を終えて家に戻ってもまだ夕方5時。「楽しいなあ!幸せだなあ!」と、大きな声で言っていました。定年は延長されましたが、早めに退職したこと、本当に良かったと思っています。もちろん人それぞれ事情はありますので、特にお勧めするつもりはありませんが、今の私は心からそう感じています。

