こんにちは「ゆるりら」です。
大の里関、初日に続いて二日目も難敵高安関に勝利しました。この勝負を、お昼に部屋のテレビで視聴しました。ピースボート船室のテレビでNHKが視聴できるのです。今まで私が見た時はいつも子供さん向け番組ばかりで、大相撲中継がやるとは思っていなかったのです。
夫君に前日の取り組みの結果を聞いて、初日も若元春関という相撲巧者との対戦でドキドキしていました。ギガを惜しんで結果しか聞いていませんでした。今、時差が5時間ぐらいあり日本が夕方の時こちらは昼時で、テレビをつけたら中継を放映していて本当にうれしく思いました。
今日はピースボートの「方位磁石を検査する日」だそうです。海洋法で定められているらしく、2年に一度、1時間に360度回転して、方位磁針の検査をするという事でした。デッキに出て様子を見ようとしたら、たまたま「船上運動会」の「緑団」の練習が雨のため中止ですよ、という連絡をしていました。私は緑団です。緑のカーディガンを着ていたのでやる気満々のように見られました。何人かの若者が中心になって、運動会をやるそうです。子供の頃運動会が嫌いだった「ゆるりら」ですが、この船では「苦手だったこと、嫌いだったことに挑戦しよう!」という心のスローガンを掲げているので、船での運動会も応援合戦も、楽しもうと思いました。我が子よりも若いだろう皆さんの様子に、元子供だったおじさんおばさんたちも集まり楽しそうです。きっと子供時代も文化祭体育祭が大好きだっただろう、人気者だったに違いない人たちです。
そして、苦手だったことに挑戦するもう一つが「ダンス」です。体を動かすことが苦手で、盆踊りも覚えられない私は、人と手をつなぐことも苦手です。それなのに、船の最初の頃夕食で一緒になった奥さんから「社交ダンス、やったら?面白いよ!」と勧められ始めました。案の定、下手でなかなか覚えられないのですが、教えてくださった優しいお姉さんがいました。その方はダンスのリーダー役(男性役)もとても上手です。以前他の場所で出会ってのんびりお話をしたこともあり、「どの船でも、今自分の乗っている船を一番好きになって楽しむ」とおっしゃっていました。
練習生も出て良い「船上ダンスパーティ」が、ピースボートの主催で行われ、長袖のワンピースを着てヒールを履き、恐る恐る行ってみました。段取りが良くわからないまま立っていたら、すごくキメキメのダンス衣装を着た紳士とペアになってしまい、まだ習いたてのブルースの曲で始まって、その方に多大なご迷惑をおかけしました。並ぶ順にペアになって踊ることを知らずぼんやりしていたので、周りに押し出されてしまったのです。(笑)
うまく踊れずシュンとして立っていたら、以前に優しく教えてくれたお姉さんが私を見つけ「踊ろう!」と、手を取ってくれたのです。その方は素敵なアオザイにパンツ姿で「男装の麗人」という感じです。華奢で美人で小顔の方で、まさに宝塚スターのよう。「ダンスパーティで王子様に手を取ってもらった」気持ちで、ドキドキしてしまいました。美しいお姉さんに優しくしてもらって、子供の頃に憧れた童話の世界を少し体験できました。

