こんにちは「ゆるりら」です。

Noteの記事の中に、子育て中のママが「知らないおばさんから “お子さん1人だけ?” と聞かれてモヤモヤした」という投稿を読みました。(趣旨ざっくりでごめんなさい。)

私も同じような経験があり、思い出して書かせてもらいたくなったのです。

我が家は双子の女の子でした。ベビーカーに載せて歩いていると、昔のことなので、今よりもっと赤ちゃんに声をかける人が多かったように思います。

みんな、必ずと言っていいほど「双子ちゃん!かわいいねえ。どっちがお姉さん?」と聞くのです。可愛いと言っていただく事は育児に励みになりました。どっちがお姉さん?の質問に、私は「こっちです」と、15分早く生まれたほうの子を教えました。

10ヵ月頃のことです。二人を並列ベビーカーに載せて、公園を散歩していた時のこと。いつものように「可愛いねえ、どっちがお姉さん?」と聞かれました。すると私が返事をするより早く、お姉さんでない方の子がとても嫌そうな顔をして、黙ったまま握った手の親指を立て隣を指さしたのです!びっくりしました。

何といっても、まだ歩けず、言葉もほとんどしゃべれない10カ月の赤ちゃんです。それなのに、この知らないおばさんの言葉がわかって、自分ではない隣の子がお姉さんと呼ばれていることを理解し、さらにそれが「とても嫌なこと」だと感じて指をさしたのです。その嫌そうな表情と親指を立てて隣を指さした様子から、私はすべてを察しました。

その日から私は、「どっちがお姉さん?」という質問をすべてブロックしました。道で会った人が必ずと言っていいほど聞いてくるので、角が立たない言い方でスルーしました。保育園に入れるときも、先生に「どっちがお姉さん?」とは絶対に聞かないでほしいとお願いしました。そして高校まで、接する方すべてに同じお願いをしてきました。

その徹底ぶりは、かなり不審がられました。なぜそこまでこだわるのかと。教育関係者である知り合いの方にまで平気で「どっちがお姉さん?」と聞かれましたが、絶対にのらりくらりと返事をしませんでした。

私は、逆に聞きたいくらいでした。
本当に、そんなことを知りたいですか?と。
聞いてどうするのですか?と。

そして思い返しました。自分自身が子どもの頃、そっくりな双子さんを見かけた時、やっぱり「どっちがお姉さん?」と知りたがっていたことを。
その質問が、意味のないことだったと気づけなかったのです。

「隣のがお姉さんなんだよ」と、普段はどちらかというとおとなしい方の子が、とても嫌そうな顔で指をさした日のことは、今でも忘れません。一ミリも差を付けず平等に育てたいと頑張っていたのに、本当にごめんね、という気持ちでいっぱいでした。

今では、それぞれ仕事も充実し、とても仲良く育っています。あの時、あの子のしぐさに気づかず、人に言われるままに「こっちがお姉さん」と言って育てていたら、こんなに仲良くいられなかったかもしれませんし、保育園や小学校の頃に、もっと大きな問題として表れていたのかもしれません。

「ちょっとだけエスパー」ではないですけれど、行かなかった方の未来はわかりません。ただ、あの時のあの子の表情を、私が二人並びのベビーカーの前側にいた事で見られたという偶然に、今は感謝しています。

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