こんにちは「ゆるりら」です。
スエズ運河が渡れない(政情不安のため)という事で、当初予定していた航路ではなく、大航海時代の航路で世界一周を行っています。そのため、赤道通過後はインド洋のど真ん中を航行しています。見渡す限り、海、海。日々の生活は毎日届く「船内新聞」を頼りに、自分の行きたい講座をあれこれ受けています。
そんな中で、自分で申し出た「自主企画」のヒーリングはとても大きな反響で、いまだに一日に何人もの施術に走り回っています。ここ3日ほどはそのような生活でした。ヒーリングそのものは疲れませんし、新しい方の人生を伺う事で勇気をもらえる場合が多いですが、時々こちらが相手の疲れをもらってしまう場合があります。今回の私の場合は無償ですので、相手とは対等の友人関係です。仕事ではありません。乗客の平均年齢が76歳、ヒーリングを受ける方も私より高齢ですので、年長者を敬う気持ちで接しています。
今回の旅で、ヒーリングの施術自体についてはどの方も実感を持って「良かった」「またやってほしい」など言ってくださいますし、実際に気持ちよくて寝入ってしまう方も多く、自分に自信が付きました。ただ、仕事として自宅でヒーリングを行うことは、安易にできないと感じました。いずれにせよ、皆さんと触れ合う事で、新しい世界が見えてきました。それもこの旅のお陰です。
また、時差が少しずつ広がって「夜が延びている」感じです。ヒーリングに疲れ、時差とインド洋の揺れに疲れ、昨日の午後は一歩も外に出ませんでした。部屋でゆっくりとダウンロードしてきた「コナン君」の映画や、NHKテレビのドラマを見て、ゴロゴロとしていました。部屋はいつも整って快適です。デッキは暑く、湿気が多いです。海の上ですので当然ですね。
次の寄港地はモーリシャスの「ポートルイス」です。インド洋の貴婦人と呼ばれ、「天国に一番近い島」とも呼ばれた島だそうです。寄港地が近くなると、事前に「寄港地のイロハ」という勉強会があり、映画を行う場所でお話を聞きます。これも大盛況で、早くいかないと席がありません。
今後この船に乗ることを予定されている方は、本当に楽しい船ですし、何かやっていらっしゃる趣味などありましたら、どんどん交流してください。楽器をやったことがある方は、ぜひ思い出すためにも持ってこられるといいです。最近は楽譜もタブレットで見ることができるので、無限に持参できます。
しかし、一人旅は例え船の中と言っても、安全には注意して過ごさないといけないと、時々思い出しています。船内生活も旅なのです。

