こんにちは「ゆるりら」です。
朝の食事では4人席でした。「仕事でクルーズ船に乗っている」という方に出会いました。お仕事は伏せますが、素晴らしい方と出会えました。もう一人の方は、ずっと調理師をしていたという方で、船の食事を喜んでいらっしゃいました。もう一人の方は立派な紳士で、家はいくつもあり、自分は料理も上手で子供たちが母親の料理を食べなくなるから作るのをやめた、という方でした。
今日は、乗客も参加する避難訓練がありました。不謹慎なのですが私はちょうど相撲中継の時間と重なるため、大の里関の取り組みが見られるかどうか、そのことに心を奪われていました。避難訓練はレストランのウエイターの方も、ピースボートの方も、船員の方も、みなさんがきちんと救命胴衣を着て、それぞれの持ち場を守ってくださっていました。7階のデッキにある救命艇に乗るための、乗客の誘導でした。訓練中、後ろの席の奥様が、お二人で話をしていたのが聞えてきました。それぞれが自分の人生を語っておられ、ご主人やお姑さんから義理のお姉さんの話まで、二人が自分のことを話していました。かみ合っていないのにかみ合って話が続くのです。すごい。
戻って、無事相撲の取り組みを見終え、いろんな方と出会う度に「人生とは」という考えをまとめきれず、ぼんやりと簡単な携帯ゲームをしながら妄想をしていました。今朝会った人たちばかりではなく、色々な人と出会います。ほとんどが人生の先輩ですので、言わば私の行く末の姿でもあります。仕事や子育て、家を建て、親を見送るという大きな仕事も終えつつあります。色々な人と一瞬ですがお会いして、その方のお人柄を受け止め、瞬時に感じ取っている自分をさらに俯瞰で見つめています。私はどんな行く末を理想とするのか。
「あれ?何か行くところがあったような・・・?」そうです!何と、一番大切な、オーバーランドツアーの説明会があったのです!しまった!大慌てで出かけ、7階の前方と後方を間違えたりしながら、15分ほど遅れて会場に行きました。
名前を名乗ると、係の人が「ゆるりらさん、お友達が待っておられましたよ。」と、教えてくれました。そうです。一緒に行く最初の夜にお友達になった方が、待っていてくださいました。優しいこの先生は、私の聞きそびれた話を後から教えてくださり、昼食もご一緒することができました。どうして遅れたのか聞かれたので「携帯でゲームをしていました。」とお話したら、笑われました。この方には格好つけず何でも本当のことを話したいのです。
教えていただいている間に、私の「サファイヤ王子様」が、たまたま通りかかって、「昨夜、待っていたのに、どうしたの?」と、近寄ってきてくれました。こちらは嬉しくて胸がドキドキです。「行ったのですけれど、皆さんがあまりにお上手で、見ているだけで帰ってきました。○○さんもお見掛けしました。すごくきれいなドレスを着て、踊ってらっしゃって!」と、話しました。「待っていたのよ!あなたの踊れる曲もあったじゃない!今度はぜったい声かけてね!」と、手を握ってもらえました。感激!
また、話は変わりますが、ヨガ教室の先生は、「囲碁教室」も開いておられ、行ってみるとホワイトボードに囲碁の問題を貼りだして、たくさんのおじさんたちに囲まれ、説明しておられました。囲碁までできるの?スーパーウーマンです。私も囲碁、やって見たくなりました。
それぞれの個性の中で「粋」な女性たちに出会えます。出会いに感謝です。

