こんにちは「ゆるりら」です。
今日はローマの市内を観光しました。昨日のバチカン市国は予定外の特別観光で、今日は予定に入っていた観光です。まず、コロッセオの外観、フォロ・ロマーノ、トレヴィの泉。特に、今日はローマで自転車競技の決勝が行われるとのことで、市内は自動車侵入禁止の規制が張られたり、決勝の観客席が設けられていました。しかし、団体行動なので、いろいろなことが起きます。まずは遅れた方がいて朝の出発が遅れる、フォロ・ロマーノの団体入場券をガイドさんがせっかく取ってくれていたのに、今日は急に無料の日になったから団体入場の券では入れず、(お金を払っているのに!)無料の券を取って、別の入り口から入ってくれと言われる、その度に炎天下をみんなで待たされます。イタリア語の話せる現地ガイドさんが一生懸命訴えても、何の融通も効かせてもらえません。また、フォロ・ロマーノではいなくなった方がいて、ずいぶん探してもらって待ったのですが、結局いらっしゃらず、ガイドさんの1人が残って探して、本隊は先に行く、などです。これも旅です。
トレヴィの泉は、自分が思っていたよりも大きく、水は美しく、素晴らしい彫刻でした。そしてコンサート会場のようにぎゅうぎゅうの人だかりでした。また夫君と一緒に来ることができるよう祈りながらコインを投げました。この「コインを投げる」ところまで行くのが大変なことでした。
昼食は、ローマで50年も営業しているという老舗の日本料理屋さんでした。これも驚かされました。本格的な日本料理、ご飯もお刺身も本当に美味しく、またご主人も出てきてくださってご挨拶いただきました。ここまで旅が続くと、みんな本当に外国の料理に胃腸も疲れてきており、このタイミングでの和食は元気が出ました。押さえてくださったガイドの皆さん、本当に素敵な配慮で感激でした。ご主人は、「最初は苦労しました。イタリアは食の国なのに、日本食なんて。」と言われたそうです。こういったお一人のオーナーの職人魂の努力が、今日の和食文化の認知を広めた根底にあるのだと感じました。手を抜かない、迎合しない、その心意気を感じました。
スペイン広場では、「ローマの休日」の映画のシーンを思い出し、たくさんの人が憧れてここに来たのだと感激でした。どこを通っても街並みが素晴らしく、人が生きてきた営みも同時に感じます。そしてブランド品のショップの並びの中へ、お目当てのものを探しに出かけました。買い物には、昔から東京に住んでいて息子さんも銀座に住んでいるという方が、一緒に歩いてくれました。ブランドショップでは、背の高いハンサムな黒人男性が、厳かに重そうなドアを開けてくれます。そして、イタリアの店員さんは気取った人たちかと思えば、意外にも優しく、気持ちよく接客してくれました。
その後、カンツオーネディナーに出かけました。舞台で歌を歌ってくれるのかと思ったら、屋根のないテーブル席で、席の間を4人組の男女が楽器や歌で接客してくれます。曲目は私たちにも馴染みのある曲が多く、ワインも美味しく、とても楽しめました。石畳の道路を歩いて、こんな素敵な店で食事ができて、とても幸せな1日でした。

