こんにちは「ゆるりら」です。

オーバーランドツアーも、最後の観光地であり本船に戻る場所、テネリフェ島に着きました。ここはスペインで、来る途中にはバルセロナの空港で乗り換えでした。地図で見ると大きなアフリカ大陸の横にあるちっこい島で、14日の大旅行の後の場所なので、それほど期待も調べもしていませんでした。

しかし来てみると、とても穏やかで美しい島でした。街も思ったより大きく、立派な公園や植物園が整備されていました。道も広く道路も美しく、朝早くから清掃の車や、箒を持って掃除している職員の方を見ました。車も、意外にローマやフィレンツェより良い車が走っている感じでした。車種だけでなく、綺麗に磨かれた車です。

ホテルの前の公園が大きくて、朝早く1人で歩いて見ました。治安は良く感じましたが、それなりに用心はして歩きました。美しい公園には、イギリス風、子供の遊ぶ遊具のあるところ、サボテンなどの南国風など、それぞれの雰囲気のパートがありました。大きな木に手を当てて木の雰囲気を感じて見ました。人が少なく、こんなことをしても怪しがるような人もいません。

また、この日は最後のツアーで、バスに乗って大きな植物園に行きました。途中に扇状地のような海に続く美しい場所がありました。ここを見つけた「フンボルトさん」という方の銅像がありました。

実は、ピースボート本来の航路だとまだ海の上なのですが、急患が出たという理由らしく、1〜2日早く寄港したそうです。ですので、街の中にこのツアーの方ではない日本人がたくさんいました。今まで13日間、このツアー以外の日本人をあまり見なかったので、「日本人がいるから安心」と思っていたのが、よく気をつけないとツアーから逸れているという可能性がありました。ツアーから逸れないように常に心がけていた自分を改めて感じました。

仲良くして、私の体調も心配してくれた同室の方に、心から感謝します。彼女は気が利いて頭の良い方なので、つい頼りすぎていたかもしれませんが、私も少しはお助けできたこともあったかもしれません。2人で素敵な街並みを探検したり、気に入った場所で写真を撮りあって、シェアしたりと、協力だけではなく楽しみも一緒に分かち合いました。列になって歩く時など少し距離をとったり、あまりくっつきすぎて彼女が息苦しくないよう気を遣っていましたが、そんな時でも彼女はいつも私がどこにいるか気にしていてくれました。長い間「仕事と家庭」を必死で行き来していた私には、「友」という付き合いに時間を割く余裕がなかった事を改めて感じ、こういう心の余裕が必要だった!ピースボートに来て良かったと感じました。

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