こんにちは「ゆるりら」です。
昨夜お食事で会った方と二人でレセプションに行き「いつ頃フィヨルドを通るのか」聞きました。「未明から朝9時ごろ」とのことでした。白夜も見たかったので、朝2時半に目覚ましをかけました。「ウルトラライトダウン」を着る日が来ました。早めに寝て2時半に起き、着替えて行きました。薄明るいけれど、それほど断崖が迫るほどでもなく、一眼レフもうまくいかず、結局スマホで撮影しました。眠いので一度部屋に戻って3時半に目覚ましをかけ、少し寝ました。
3時半は雨でした。すぐに戻って装備のし直しです。新品のレインコートを着て傘を持ち、重いカメラや双眼鏡は置いていきました。雨は5月14日以来です。船首に行くと人がだいぶん増えて騒々しい人もあり、皆さんの楽しみにしている熱気があります。断崖は迫ってきており、雪解けの細い滝も見られます。白夜らしく、薄白々とした空が幻想的です。
雨風が強くなると船首にいられなくなり、場所を変えました。船はますます絶壁に近づき、フィヨルド遊覧の雰囲気です。写真はうまくいきません。朝早く薄暗い上に、この雨と霧です。それでも厳しい山肌や崖の様子が間近で見られます。柱にもたれて姿勢を固定し、時々動画も撮りながら、撮影していました。大きな岩の崖に、なんだか顔のように見える場所を見つけました。その顔は「トロル」に見えました。我が子が小さい時に何度も読んであげた「3匹のやぎのガラガラドン」に出てくる、橋の下のトロルです。娘たちに見せたくて何枚も撮りました。山は上の方が霧で隠れ崖は海に迫り、日本の景色にも似て懐かしく、長い時間見ていても飽きません。
「ここが一番狭いところのようですよ」と、地図を見ていた人が言いました。そこに橋がかかっており、その下を通るともう岸は遠くなっていきました。それが朝5時ごろです。さすがに靴が湿ってきて、足元も冷えてきたので、14階のビュッフェに入り、朝ごはんにしました。早朝にもかかわらず、大勢の人が景色を楽しみながら朝食をとっていました。
【旅の中で聞いた話】
これは人から聞いた話なので、虚実はわかりません。こういう旅行ではこんなことも起きるかもね、というぐらいに気楽に聞いてください。
ある人が、南アフリカで、数人でサファリツアーに行こうとタクシーと交渉し、50ドルで話が決まりました。そこにすかさず2名の方が「一緒に連れて行って」と、入ってきたので、断ることもできず了承しました。タクシーには交渉して、50ドルのままで始まりました。途中、その方がみんなのために自腹で飲み物を用意し、持っていってあげたのに、その二人は「ありがとう」も言いません。お金も払わず買ってもらって当たり前の様子です。サファリツアーも終わり、帰りにはその二人が、「買い物がしたい」と、近くのショッピングセンターに立ち寄り、10分以上も待たせました。その方はタクシーの運転手に、チップとして追加で10ドル渡したら、とても喜んでいたそうです。その方は、その2人に苦々しい思いをした、という話です。
また、ある男性はエジプトでミイラを見て、写真を撮影しました。その人は日本にいる知り合いの奥さん(ちょっとした友人?)に、旅行の写真としてそのミイラの写真を送ったそうです。何と、その時間帯は日本の深夜!その奥さんに少し苦情を言われた、とのこと。(ゆるりらもミイラを見ましたが、撮影はしませんでした!怖いよ)
これからも、旅の中でちょっとした話を聞いたら載せていきます。私が聞いたことは真実ですが、その人が話した時点でフィクションが入っているかもしれませんし、今回の旅のことではないかもしれません。旅の中でのよくある笑い話で、虚実の詮索は無用です。今後この旅をしたい人のために少しは参考になれば幸いです。ちなみに、今朝のフィヨルドは、情報をあまり知らずに終わった頃に外を見た人もいたようです。もう一回見る機会があり、次はもっと長いフィヨルドだそうですので、天候や時間帯が良いことを祈ります。

