こんにちは「ゆるりら」です。

今日、私たちは野球で偉業を目にしました!楽しみにしていた大谷選手の登板の日。今日、野球ファンで何かの行事や仕事があった人は、お気の毒でした。カレンダー通りお休みだった日本の皆様、すごかったですね!

先発投手としてマウンドに上がった大谷選手。先頭打者にフォアボールを出しましたが、そこから三者連続三振。その後、ものすごい速さで打席に立つ準備をし、通訳さんがそっと柵の上に置いてくれたドリンクを一口でも飲めたのでしょうか。バッターボックスに立つと、6球目——なんと先頭打者ホームラン!

私も夫君も「投手の時はDHを休むか、打順を9番にしてあげたら」「水も飲めないよ」なんて心配していたのですが、本当に失礼でした。まさに目の覚めるような一発。けれども、それはこの日の偉業の始まりにすぎませんでした。1回裏はその後ヒットなども重なり、3点を先取して2回の表へ。

3回表、先頭打者をフォアボールで出しましたが、次を空振り三振、続く打者のレフトライナーをキケが好捕し、一塁ランナーを刺してダブルプレー!バックも生き生きと「自分の仕事」をこなし、しびれるような試合が続きます。4回表は先頭に2塁打を打たれ、ショートゴロの間に3塁へ進まれますが、ここでギアが上がり、4番・5番を続けて空振り三振に打ち取りました。

そして4回裏、二死走者なしで迎えた打席。大谷選手が再びホームランを放ちました。その打球は右中間スタンドの屋根を直撃する特大弾!今日2本目のホームランです。驚いたのは私たちだけではありません。ドジャースのベンチでは、仲間たちがみんな頭を抱えています。フリーマンも、ブルペンの選手たちも、まるで小学生のように口をあんぐり開けて——。打った瞬間、スタンドは総立ちでした。

5回表はセンターフライ、空振り三振2つ。6回表も2人続けて空振り三振、最後はセンターフライで締めました。7回表、先頭をフォアボール、続く打者にセンター前ヒットを打たれて1・2塁。ちょうど球数が100球になったところで監督がマウンドへ。交代となりましたが、大谷投手の表情はどこか納得していないようでした。マウンドを降りるとき、小さく首を横に振り、もっと投げたかったのだろうと感じました。それでも、交代したベシア投手が見事に抑えると、大谷選手も拍手でよろこんでいました。

その直後の7回裏——これはマンガでも描けない、まさに奇跡のような瞬間でした。大谷選手が、またホームランを打ったのです。

試合は佐々木投手が9回を締めて勝利。ドジャースは土つかずで次のワールドシリーズへ進みました。大谷選手は「これはチーム全員の勝利です」と語ります。どこまでも謙虚な姿勢。うわべではなく、本心からチーム一人ひとりへの感謝を述べる言葉でした。

試合後、敵チームの選手たちのコメントを、本人の映像付きでYouTubeで見ました。「正直に言って、見ていても対戦しても楽しい。」「彼は偉大だし、この競技にとっても偉大な存在だ。」「おそらく私たちの一生で、彼のような存在を見ることはもうないだろう。」「今夜、史上最高の個人パフォーマンスを目撃したかもしれない。」

味方のカーショー投手も言っています。「今日見たものは、僕の記憶の中で最も特別なパフォーマンスだ。完璧なコントロールと力強さの融合。100球投げて10個の三振——投手として最高レベルの内容だ。100球投げた後は筋肉が悲鳴を上げるものなのに、翔平はその直後の打席で3本目のホームランを打った。最後の年に翔平のような選手と同じチームでプレーできたことを、神に感謝している。」

私たちは、この感動をどう現実に映せばいいのでしょう。
日本の若者が、こんなにも全力で感動を届けてくれる。
それをただ受け取るだけでいいのか——強くそう感じました。

胸がいっぱいで、何とも書ききれずに一晩が過ぎました。私にできることは、30年後、彼が私ぐらいの年になったときに「今の日本」を届けてやりたいという思いです。

旅行を通して、日本の良さを改めて実感しました。大谷選手をはじめ、日本の選手の中にある「気」の使い方、集中力。そして——日本中どこに行ってもきれいなトイレ、列を作って並ぶ電車、遅れない新幹線や電車、バッグを椅子に置いても盗まれない治安の良さ、夜の女性の一人歩きもまず安全な社会、日本語が通じる安心感、日本語の中にある思いやり、衛生的でおいしい食べ物。

これらの「普通」は、実は奇跡の積み重ねです。30年後、今の20代・30代の人たちに、この日本を残せるでしょうか。落書きの多いヨーロッパ、若い女性スリが当たり前の雑踏——少し道を誤れば、日本もそうなりかねません。

こんな立派な青年が育つ日本だからこそ、守らねばならないものがあります。
私にできることは小さくても、政治には「魂の一票」を。
生活には「穏やかさ」を。
社会には「納税」と「必要なことへの消費で循環を生むこと」を。

まあ、今と何も変わらないですね。
それでも——この試合を通して、今の良き日本を、今の若い世代に残す責務を感じました。

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