こんにちは、「ゆるりら」です。
私は野球の記事をよく書いていますが、実はまったく詳しくありません。お読みになってお気づきのことがありましたら、どうぞ忌憚なく教えていただけるとありがたいです。

またも、日本の土曜日の午前中という良い時間帯に、大リーグのワールドシリーズが行われました。
会場はカナダ・トロント。大リーグで唯一カナダに本拠を置くチーム、ブルージェイズの本拠地で、実に32年ぶりの開催だそうです。試合そのものが「アメリカ対カナダ」といった雰囲気に包まれていました。

山本投手が先発。初回表に味方が1点を先制し、初回裏にはやや危ない場面もありましたが、強打者を空振り三振に仕留め、無失点で切り抜けました。
3回に同点に追いつかれたものの、その後は打席が何回か巡ると相手に球種を読まれるはずの展開でも、まったく打たれず9回までを投げ切りました。前日のブルージェイズの爆発的な打撃力を見たあとだったので、私まで勝手に怖くなっていましたが、そんな強敵に真っ向から挑む山本投手の心の強さに、ただただ感服しました。

野球を知らない私がいつも不思議に思うのは、山本投手のあの投球フォームです。
体格はそれほど大きくなく、大谷選手や佐々木投手のように高々と足を上げる豪快なフォームでもないのに、鋭い速球を投げ、球にも力がある――いったいどういう仕組みなのでしょう。
しかも、いろんな球種を同じフォームから投げるため、打者は的を絞れないのだそうです。9回まで肩で息をする様子もなく、自然体で淡々と投げ続け、球のキレは最後まで衰えません。ある投手が「自分の8歳の息子にあのフォームを見せている」と話していたそうで、その言葉に山本投手の技の凄さを感じました。

味方のホームランなどの援護もあり、ドジャースは勝利。これでシリーズは1対1のタイに。
山本投手は見事に完投し、試合後にはダグアウトのゴミを片付けてから記者会見場へ向かいました。その姿を見た人々からは、称賛の声が上がっていました。

「心を整える」とは、まさにこういうことなのだと思います。
口で言うのは簡単ですが、4百数十億円もの契約金を得ている選手が、高校球児のようにきちんとゴミを片付ける――この精神のあり方こそが、本当に立派です。

一昨日の記事「政治が気になりはじめた秋・でもまず自分の身辺に気をつけよう」では「今、関西弁が来ている!」と書きましたが、世界的に見れば「今、日本人が来ている!」という感じなのかもしれません。

日本人が大切にしてきた精神文化、美しい日本語、集中力、そして相手を許す力。
日本人の脳のOSは日本語です。微妙なやり取りを可能にするこのOSがあるからこそ、「気」を自然に扱うことができるのかもしれません。
「気」は、ゴミを嫌います。山本投手もきっと、それを知っているのでしょう。

ところで今日は、ぜんざいが食べたくなって、小豆から煮ました。(私は電気の圧力なべで煮ます。)
小豆を買ったときにおもちも一緒に買いたかったのですが、少し高くて、豆だけを購入していました。

すると、なんと頂き物でおもちが届いたのです。
やった!──これも「気」を整えたことで起きた小さな「引き寄せ」なのかもしれません。おいしく煮えたので母にもおすそ分けしました。

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