こんにちは「ゆるりら」です。
古くて新しい問題に、「結婚するべきか」という悩みがあります。ソクラテスは弟子や友人に、「結婚しなさい。良妻を得れば幸せになれるし、悪妻を得れば私のように哲学者になれる」と結婚をすすめました。小説家のカフカは「結婚はしてもしなくても後悔するものだ」と言い、デンマークの哲学者キルケゴールは、「結婚したまえ、君は後悔するだろう。結婚しないでいたまえ。君は後悔するだろう」と言っています。
でも、これ、みんな男性が言っていることですよね?ソクラテスの妻、カフカの妻、キルケゴールの妻は、結婚についてどう感じていたのでしょうか。当時は女性が自分の気持ちを文筆活動で表現することが少なかったため、女性の声が残っていません。
つまり、2500年ほど前から最近まで、結婚についての名言はすべて男性目線で語られていたのです。日本には紫式部などの一部の女流作家はいましたが、普通の女性が結婚について語り、その気持ちを文筆として広めることが普及したのは、ごく近年のことです。
最近では、多くの一般女性が自身の結婚観や結婚生活についてブログなどで述べています。現代では、男性が自分の妻を「悪妻」などと言ったらどうなるでしょうか!ソクラテスは、自分の妻を平気で「悪妻」と言える時代に生きていたのかもしれません。
もし彼らの妻が彼らと同じくらいの筆力があれば、どんなにダメな夫かを詳しく書いたことでしょう。例えば、経済力がないとか、家事を手伝わないとか、家を散らかすとか、そんなことがたくさんあったかもしれません。悔しいことに、彼らに筆力があったために、女性ばかりが「悪妻」と言われてしまったのです。近所に同じくらいの悪妻(と呼ばれた女性)がいたかもしれないのに、ソクラテスの妻だったがために、世界中の人々から2500年ものあいだ「悪妻の代名詞」として記憶されることになったのです。(まあ、それほど突き抜ければ、それはそれで名誉なのかもしれませんが。)
しかし、現代の普通に結婚できている男性は、多くの場合、これらの問題をクリアしている「良い夫」のような気がします。最近は女性目線で結婚が語られることが増え、男性も結婚生活をどう過ごすか悩んでいるかもしれません。
今のパートナーは、あなたに必要な「気づき」を得るために出会った人かもしれません。だとしたら、その気付きを得たらお付き合いが終わることもあるでしょう。たくさん喧嘩して疲れ果て、別れてしまったとしても、その時の自分には必要な学びを得たのだと思えば、無駄ではないはずです。過去は日に日に遠くなります。止まっている気がしても未来はこちらにやってきます。
時々、若い男性から結婚生活について相談を受けることがあります。
実際には、結婚生活の中で我慢を重ねている若い男性も少なくありません。
経済制裁と言ってもいいような厳しい環境——たとえば、お小遣いが月一万円という男性もいました。私なら絶対に無理だと思う条件でも、妻と子どもを愛し、職場では明るく振る舞いながら働く姿。まさに武士です。
一方で良くない話ですが、お小遣いが月一万円だったために些細な悪事を起こし、職を失ってしまった若い男性もいました。本人が悪いのは言うまでもありませんが、その妻からすれば、せっかく高収入の夫を得たはずが、これでは元も子もありません。
男性も、ソクラテスの言葉に縛られすぎることなく、自分自身の気持ちを大切にしてほしいです。
愛している彼女に、自分の気持ちを正直に伝えることは、悪いことだとは思えません。

