こんにちは、「ゆるりら」です。
今朝はテレビにくぎ付けだった方も多いのではないでしょうか。フィギュアスケートの「りく・りゅうペア」が、ショート5位からの逆転で金メダルを獲得しました。
団体戦でも素晴らしい演技を見せ、日本チームの得点源となっていたこのペア。これまでの戦績からも、金メダルに最も近い存在だと言われていました。
そして迎えたショートプログラム。私も見ていましたが、リフトの途中で少しぐらっとする場面がありました。ただ、そのほかに目立った転倒や大きなミスはなかったように思います。
それにもかかわらず、演技を終えた後の木原龍一選手は、肩をがっくりと落とし、氷を見つめたまましばらく動けないほど落ち込んでいました。
私はテレビのこちら側から、「そんなに落ち込んでいたら、かえって点数が下がっちゃうよ!」と、思わず声をかけていました。
解説の高橋成美さんが、「7点ぐらい、二人ならフリーでいくらでも取り返せます!」と力強く励ましてくれていたのも印象的でした。
ショートの結果は5位。大きく肩を落とす木原選手を、三浦璃来選手が、そっと慰めていました。責める様子は一切なく、落胆した彼の頭を優しくなでる姿は、まるで大きな母のようでした。
翌日のフリーは、ショートの得点順に滑走します。そのため、彼らは普段よりも早い出番になります。木原選手の表情は冴えませんでしたが、三浦選手の表情はとても強く、落ち着いて見えました。
フリーの演技が始まると、二人の「疾走感」は他のペアと明らかに違いました。体格差を生かした迫力あるリフト、男性が投げ、女性が美しく着氷するスロー、離れていても一糸乱れぬジャンプ。どれも本当に素晴らしい演技でした。
演技後、木原選手を優しく見つめ、頭を抱きしめる三浦選手。その姿は、心が折れかけた弟を包み込む、優しいお姉さんのようでした。
あと4組を残して、暫定1位の椅子に座る二人。
この順位で滑らせてもらえたことは、結果的に良かったのかもしれません。昨日のミスだけでなく、「金メダル候補」と言われ続けたこと自体が、木原選手にとって大きなプレッシャーだったのではないでしょうか。最終滑走だったら、心が持たなかったかもしれません。
その後、上位だったペアが演技しますが、ミスが出たり、スピードに冴えがなかったりして、二人の点数を上回ることはできませんでした。
そして、すべての組の演技が終わり、金メダルが確定します。
ここまで気丈だった三浦選手が、ぼーっとした表情で放心状態になっていました。表彰式では、銅メダル、銀メダルの選手たちも明るく二人を迎え、とても温かい雰囲気の中で「日の丸・君が代」を聴くことができました。本当にありがとう、そんな気持ちになりました。
その後のインタビューで、木原選手がショートのあとからずっと泣き続け、フリー当日の朝まで涙が止まらなかったことを知りました。その間、三浦選手はずっと彼を励まし続けていたそうです。
「絶対に金が取れる」と言われ続ける重圧。寝られないほど泣き続けるほどの落ち込みは、今までの選手でも聞いたことがないほどでした。
そんな彼を、「今日は私がお姉さんでした」と、根気強く支え続けた三浦選手。自分だって緊張で泣きたいはずなのに、共倒れせず、強く、優しく寄り添い続けた姿に、日本中が心を打たれたのだと思います。
夫婦もまた、相手が落ち込んでいるときに、心の底から励まし合える。
そんな関係でありたいと思いました。
りくりゅうペア、本当におめでとうございました。

