少し前に「陰陽師0」を観てきました。実は、夢枕獏先生の原作も読んだことがなく、これまで何度も映像化されてきた「陰陽師」にも一切興味がありませんでした。最近、大河ドラマでユースケ・サンタマリアさんが演じているのを少し見たくらいです。そういえば、羽生さんもスケートで陰陽師を演じていましたが、特に興味を持たずに過ごしていました。
この映画は、安倍晴明と貴族の源博雅が出会うストーリーで、夢枕先生の原作にはないオリジナルの内容だそうです。夢枕先生が大絶賛されていたとのことで、きっと原作の雰囲気を壊していなかったのだと思います。事前の知識のない私にとっては、陰陽師や陰陽寮の様子を知る良い機会になりました。
陰陽師の世界では、「呪」とは、肉体や物質に直接作用するものではなく、まず意識に作用を及ぼすことで肉体にも影響を与える、≪暗示≫≪催眠術≫≪思い込み≫のようなものです。心が強く思えば肉体が滅ぶこともあり、香が強く焚かれた部屋で言葉巧みに誘われれば、人の意識を無意識の世界に飛ばすことすら可能です。(※映画公式サイトより抜粋)
顕在意識と潜在意識の話です。表面に現れている顕在意識はほんの一部で、氷山のように潜在意識がもっと大きな部分を占めています。自分の人生を変えていくためには、この潜在意識に働きかける必要があると言われています。これらのことは、最近よく聞かれるようになりましたが、日本では千年も前から学ばれ、実践されていたことだと知りました。今回改めて安倍晴明や陰陽道が、古臭いものではなく、最先端の量子力学などの研究成果を先取りしていたかのような学問であったことに驚き、新たな感動を覚えました。
映画の内容については触れませんが、山﨑賢人さんがとても素敵で、華麗なアクションシーンや長い髪が流れる呪術のシーンが美しく、感動しました。彼は本当に華があります。また陰陽道の学問についての考察や寮内の様子、細かい美術(小道具)なども丁寧に作り込まれており、こだわりを感じました。染谷将太さんの博雅も、愛くるしいキャラクターをさすがの演技力で表現しており、クールな安倍晴明が彼にだけ心を開く姿が、二人の友情を通して謎解きの物語に躍動感を与えていました。
全編を通じて、心の大切さ、心で強く思うことの尊さとそれがもたらす莫大なエネルギー、そして愛を大切に生きることの素晴らしさが描かれていたと思います。
「ゆるりら」では、お客様の身体状況の不調部位などをお伺いすることがあります。その際には、最近の生活で負担になっていることや、疲れの原因などをお話しいただける範囲で伺います。話しにくいことは無理におっしゃらなくても結構です。また、心理的なご負担について先入観で勝手な意見を述べることは控えております。お伺いした情報については、守秘義務を守ります。 ※身体的なことだけでなく、精神面でも医療が必要な場合には、専門医への受診をお勧めいたします。
サロンへお越しの際には、皆様にリラックス空間と良い「気」を感じていただきたいと思っていますので、お気軽にお寄りください。