こんにちは、「ゆるりら」です。

お正月に高校の同窓会がありました。地元に住む者として、幹事会や事務作業に積極的に参加し、同級生に声をかけたりして、この日を本当に楽しみにしていました。

当日は、懐かしい顔ぶれが大勢集まり、それぞれが歩んできた輝かしい道のりや仕事の話を持ち寄って、素晴らしい会となりました。高校時代には話す機会がなかった人たちとも交流でき、都会や海外で活躍している方々の話に心が躍りました。

それなのに、どうしてかその日の私は、少し重く寂しい気持ちを抱えていました。みんなが見せる笑顔や成功談をうれしく感じつつも、ふと過去の自分を思い出してしまったのです。

高校時代の私には、家庭環境や人間関係で少し苦しい思いをしていたことがありました。当時の親の考え方や家の事情が、私の視野や選択肢を狭めていたように感じていました。でも、そんな中で心の支えとなった存在がいました。それが、同級生のAさんです。

Aさんは誰もが憧れる美しい人で、いつも明るく品のある雰囲気をまとっていました。男子にも絶大な人気でした。彼女の趣味やお話を聞くことで、私の世界が少し広がった気がしていました。お母様も職業を持っておられ、持ち物などにも憧れていました。彼女は、面白い話をしようとすると、まず自分が笑いをこらえられずに少し笑いかけて、手を前で可愛く振りながら話してくれるのです。素直で愛らしい人なんです。その存在は、私にとって希望のようなものでした。

同窓会の会場で凛と座ったAさんの横顔は、高校時代のままでした。その美しい姿を見て、私の心に高校時代の記憶が押し寄せました。それは懐かしさと同時に、過去に感じた苦しさも伴うものでした。

二次会に誘われたとき、私はAさんに「やっぱりAちゃん、素敵!綺麗!女優さんみたい。高校時代の時も、本当に憧れてた!」と伝えました。そして、自分の今の幸せを心に留めながら、会場を後にしました。

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