こんにちは、「ゆるりら」です。
ドラマ「ホットスポット」から目が離せません。やはり、日本人にとって富士山は特別な存在ですね。美しい富士山を日常の風景としている町を舞台にした、少し不思議で味わい深い物語が展開されています。
以前、「ブラッシュアップ・ライフ」について書きました。バカリズムさんの秀逸な脚本による、何度も転生する人生を描いた作品でした。さまざまな仕掛けが組み込まれ、視聴者を引き込む魅力がありました。
人生を豊かに生きるためには、こうしたほんわかしたドラマに触れることが大切なのかもしれません。バカリズムさんの作品には、女性の友情が丁寧に描かれているのが特徴です。「架空OL日記」でも、バカリズムさん自身がOL役として登場しましたが、女装をするわけでもなく、声を変えるわけでもないのに、自然と女性の世界に溶け込んでいました。女性同士の雑談が、こんなにも面白く、奥深いものだったのかと改めて気づかされました。なぜバカリズムさんは、これほどまでに女性の雑談をリアルに描くことができるのでしょうか。
他愛もない会話の中に、主役の女性の「正義」や「男気」といった芯の強さが垣間見えます。今回、市川さん演じる遠藤清美も、夜中のボイラーの不調を何としてでも修理しようとする「正義」と「男気」を持ち合わせています。その姿が自分自身と重なり、思わず共感してしまいました。
女優の皆さんは美しく、スタイルも良いのに、地元の何気ない会話を交わしていると、本当にどこにでもいそうな女性に見えてしまいます。その演技力に、思わず感心させられました。
さて、いよいよ最終回が近づいてきました。角田さん扮する高橋さんは、本当にコソ泥として捕まってしまうのでしょうか? 車の後部座席にいた謎の女性は一体誰なのか? 彼女は楽しそうにお菓子を食べていましたが、周囲の人々は気にも留めていませんでした。そして、角部屋の幽霊はついに登場するのでしょうか? レイクホテルを訪れた「F」のチャームをつけた人物の正体は?
YouTubeでは多くの考察動画が上がっています。少し覗いてみましたが、ここはあえて、自分の感性を大切にしながら来週の放送を楽しみに待ちたいと思います。
この平和な日本、美しい富士山、美しい日本語の世界――それらは、いつまでも私たちの大切な宝物ですね。